6/11 

漫画が大量に届いた。木尾士目『陽炎日記』、『四年生』、『五年生』、安達哲ホワイトアルバム』、『幸せのひこうき雲』、真造圭伍『台風の日』、岡崎京子『くちびるから散弾銃』など。友人と卓球をした。

6/12

アルバイトをした。

6/13

ゼミの三年生歓迎会があった。演劇・戯曲のゼミ。僕は潜っているだけで正規のゼミ生ではないけれど参加させてもらった。先生が作ってきてくれた料理や四年生が買ってきてくれたパン、フルーツポンチ(どちらもお洒落)などを教室で食べつつゼミの人たちと話した。4月から始まったゼミだが結構行っていなかったので初めて話す人も多かった。僕の横では映画の話が盛り上がっていて、エドワード・ヤンジャン・ヴィゴくらいしか分からなかった。先生とも初めて長めに話すことができた。ハイバイの話や『クヒオ大佐の妻』の話を少しした。演劇や音楽に関する記事が好きで一方的にブログを読んでいた先輩とも話すことができた。とても楽しかったのでこのゼミに入っていれば良かったと思った。

6/14

原宿をうろうろした。コンバースの紐とFLAGSTUFFのTシャツを購入。BIG LOVEに寄ると小山田米呂がいた。長い間意図的にコーネリアスを聴いていなかったのだが最近公開された新曲2曲はどちらも良かった。

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就活中の先輩と夜に合流し新宿で食事をした。この日は文藝春秋の最終面接だったらしく惜しくも落ちてしまったようだが卒業できるかもわからない僕にとっては最終に残るだけで雲の上のような出来事。面接で、日本では演劇や戯曲があまりにも不遇なので文芸誌が戯曲を取り上げることで演劇を流行/隆興させていくのはどうだろうか、という話をしたらしい。確かに周りで演劇を見ている人はあまりいない。映画を勉強しているわけではない人でも名画座で昔の映画を見るように別に演劇を勉強している人でなくてもみんな演劇も見ればよいのになと思う。ロロのいつ高シリーズはイメージイラストに西村ツチカを使ったり、(高校演劇を踏襲しているということにはなっているが)上演時間が60分と短めだったり、作中でサニーデイ・サービスが流れたり(個人的にはVol.4で小沢健二のネタが出てきたのが嬉しかった)と、演劇以外の文脈の人たちを取り込もうとしているようにも思える(シベリア少女鉄道の公演のタイトルが、今時のライトノベルのようないかにもなタイトルだったりイメージイラストにふみふみこのイラストを使っているのも、あるいはそういう狙いもあったりするのだろうか)。僕の周りの普段演劇を見ない人も、いつ高を見に行っていた人は何人もいる。Vol.4上演にあわせてYouTubeでVol.1とVol.2が無料で公開されたことも、DVDがほとんど売られていなかったりレンタルされていなかったりする演劇というメディアにあって、向こうもこちらもコストがかからないやり方で上手く新しい客を生み出せている(YouTubeに演劇の映像をアップロードするというやり方が画期的であるとは言わないが)。瀬田なつき監督の『PARKS』とコラボして井の頭公園で一日だけ上演された『パークス・イン・ザ・パーク』も忘れてはならない。あれにもし橋本愛が出ていたら更にすごかったのかもしれないが。他にも渋谷のTSUTAYAが観劇三昧とコラボして演劇のDVDのレンタルを始めたり、戯曲批評誌の『紙背』が創刊されたり、だんだん演劇が熱くなってきている気がする。

6/15

友人と卓球をした。石井裕也監督『映画 夜空はいつでも最高密度の青空だ』を見た。

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マッチの火が街の灯りに変わっていくシーンや、右目だけで見る青い月がビル群に重なりながらフェードアウトしていくシーンなど美しい瞬間がいくつもあった。ずっと池松壮亮を意味もなく嫌っていたのだけど、かなり好きになった。

6/16

大学の図書館でエイブラハム・ポロンスキー監督『悪の力』(1948)を見た。

6/17

東京芸術劇場でFUKAIPRODUCE羽衣『愛死に』を見た。単純なので客入れでベートーヴェンの「悲愴」が流れ始めた時点でもう、「良い」となってしまったが結果的にも良い作品だった。ほとんどの時間はミュージカル風の歌が歌われたり俳優がのべつ幕なしに喋っていたりするのだけど、それでもなぜだかとても静謐な演劇だなと思った。それと、カップルたちが性行為をしながら語るシーン。「このセックスが終わったら銭湯に行こうね」などの台詞が登場し、夜の街であろう方向を見たり窓を開ける仕草をしたりするのだが、街を表す光も大道具・小道具も何もないそのシーンが、ある意味で、例えば『夜空は〜』よりもずっと「街」を美しく表現していた(もちろん『夜空は〜』は素晴らしかったのだけれど)。それと、どうでもいいことだが、最後に登場した「茜色水路」という曲の一部がGrouploveの「Tongune Tied」に似ていた。

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(「茜色水路は10:05〜」)

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